ホルムズ海峡の通航は、戦前比95%減という極端な低水準が続いてる。
約2万人の船員と約1,600隻の船舶が、いまだ海域に足止めされてる(IMO発表)。
「停戦したから大丈夫」——そう思ってる人がおったら、大間違いやで。
イラン紛争が始まってから約2ヶ月。世界の物流が「止まった世界」に変わりつつある。でも、俺が一番怖いと思うのは「海峡が詰まった」という目に見えるリスクやない。もっと構造的な、深いところの話や。
停戦は「米軍とイランの間の交戦停止」に過ぎへん。イランは通航料徴収制度を「制度化」して支配権を既成事実化してる——つまり、海峡が「物理的に開く」と「商業的に使える」は全く別の話なんや。
ホルムズが詰まったら、船は別のルートを探す。マラッカ海峡、喜望峰ルート——でもここにも大問題がある。
PTとして最も怖いのは「急性期の痛み」やない。「慢性化した循環不全」や。今の物流危機も同じで、「一時的な問題」が「構造的な高コスト体質」に変わってしまうリスクが本当の怖さやねん。
「ガソリンが高くなる」だけやと思ってたら大間違いや。ホルムズ海峡経由で運ばれてるのは原油・LNGだけやない。
- ナフサ:プラスチック製品・医薬品・化粧品の原材料。三菱ケミカル・三井化学等が減産を検討中
- 肥料(尿素・アンモニア):農産物の生産コストに直撃。食品価格の上昇要因に
- ヘリウム・アルミニウム:半導体製造・自動車部品に波及
- 医療器具・包装材:石油由来のプラスチックを使う医療現場にも影響が来る
- 電気料金:燃料費調整制度により、本格的な反映は7〜8月の電気代から
「停戦したら物流費は下がる」——CPA受験生として、この楽観論に一番ツッコミを入れたい。
一度上がったコスト構造は、そう簡単には下がらへん。理由は3つある。
① 保険料の構造変化:
戦争リスク保険料が上がると、リスクの「再評価」が起きる。「中東ルートは危険」という認識が保険市場に定着すれば、紛争が終わっても保険料は高止まりする可能性がある。
② サプライチェーンの「脱中東」加速:
今回の危機で企業は「中東依存リスク」を痛感した。代替調達先の開発・在庫の厚積み・分散調達のコストは、「危機が終わっても」かかり続ける。これが物価の「床」を上げる。
③ インフレの「定着」:
一度値上げした企業は、なかなか値下げせえへん。「上がるは急に、下がるは緩やかに」——これが物価の現実や。
① PT目線での「予防医学」:
医療材料の供給が不安定になるなら、そもそも「病気にならん体」を作っておくのが最大の防御。リハビリも「現場の道具がなくてもできる工夫」——徒手療法・患者教育・運動指導——がより重要になる。これは平時から磨いておくべきスキルやねん。
② CPA目線での「資産防衛」:
インフレが定着するなら、現金の価値はじわじわ目減りする。金・銀・プラチナといった実物資産や、インフレに強い企業株への分散投資が有効になる。ただし「焦って一点集中」は禁物——あくまで「分散」がリスク管理の基本や。
③ エネルギーの自給自足——これが今一番刺さってる論点:
太陽光でトレイルシーカーを走らせ、古民家をDIYで断熱して電気消費を抑える。エネルギーを「外部に依存しない」ことが、どんな地政学リスクが来ても揺るがへん「個人の内部統制」になる。
移動の自給(太陽光でEVを走らせる)、エネルギーの自給(古民家を断熱して消費を下げる)、資産の自給(毎日の積み立てを自動成長エンジンにする)——世界の「外部依存リスク」を一つ一つ減らしていくことが、2026年という時代の「最強のリスク管理」や。
不透明な時代やけど、結局最後に頼れるのは「自分の力」やねん。
俺は自分の足元を固めていく。
トレイルシーカーの納車まで、5月の試験まで。
明日を俺の力で(Asuore)