4月12日の試乗を前に、ポートフォリオを眺めていた時のこと。個別株の端株を売ろうか、と画面をスクロールしていたら、ふと目に入ったのがiDeCoの積立総額やった。
「あー、iDeCoしてなかったら、今ごろこれ全部現金で持ってたんかー」
一瞬そう思った。でも次の瞬間に背筋が凍った。
「……いや、iDeCoじゃなかったら、とっくの昔に別の何かに化けて消えてたわw」
「引き出せない」という不自由さが、実は俺の将来を救っていた。この体感を、PTとCPA受験生、両方の視点から深掘りしてみる。
公認会計士の勉強をしていると、資産の「流動性」を重視しがちやけど、個人の家計管理においては「流動性が低すぎること」が最強の内部統制になる。
NISAや特定口座やったら、トレイルシーカーの「0-100km/h 4.4秒」という甘い誘惑に負けて、ポチッと売却ボタンを押していたかもしれない。iDeCoという「法的ロック」が、俺の衝動買いという名の「不正」を未然に防いでくれてるんや。
そして節税効果。年収400万円で月2.3万円(上限)を拠出した場合——
運用利回りゼロでも、拠出した瞬間から年間4.1万円が確定で戻ってくる。これをCPA的に言うなら「確実な営業外収益」や。リスクゼロでこれだけのキャッシュバックがある投資なんて、他にはない。
※ 節税額は年収・各種控除の状況により異なります。上記は概算値です。
iDeCoの良さは「積み立てるだけ」やない。「スイッチング(預け替え)」という裏技がある。
iDeCoは運用中の利益に税金がかからへん。だから「今は相場が怪しいな」と思ったら、利益が出ている商品を売って、一時的に「元本確保型(定期預金など)」へ避難させることができる。
普通の特定口座やと売るたびに20.315%の税金(摩擦熱)でエネルギーがロスするけど、iDeCoならロスゼロで切り替えられるんや。
- 相場が荒れてきたら利益確定して定期預金へ避難
- 底値圏と判断したら株式インデックスへ戻す
- この切り替えに税金は一切かからへん
理学療法士として患者さんを見ていて思うのは、「時間は戻せない」ということ。
iDeCoの拠出枠は、残された時間によって決まっている。38歳の今始めるのと、48歳で始めるのでは、運用できる「総量」が物理的に違う。
リハビリと同じで、問題が起きてから動くより、予防的に介入するほうが圧倒的に「QOL(生活の質)」は高まる。関節可動域は毎日少しずつ失われていく。iDeCoの「使える時間」も同じや。
100年前の古民家をリノベーションして大切に住むように、iDeCoは「未来の自分の居場所」を今から作っているようなもんや。
「引き出せなくて不便」なんじゃない。「未来の自分への仕送り」を、今の自分が盗めないようにしているだけ。
衝動買いから守ってくれる内部統制。
リスクゼロで年4.1万円が確定する営業外収益。
年々狭まっていく、取り戻せない時間。
始めるなら、今日が一番若い日や。