前回「ヤバかった」言うた男が、今度は「いやでも待てよ」と自分を説得しにいく記事 / ヴォクシー弁護団、全力出陣
前回の記事で「EV、ナメててすんませんでした!!」とか言うてたくせに、冷静になったら怖くなってきた。
補助金と試乗の興奮で判断力が死んでた可能性がある。
せやから今回は「買わない理由」を全力で集めて、自分の財布を守る記事にする。
これが一番怖い。ガソリン車なら3年後でも新車価格の50〜60%は残る。でもEVは——
トレイルシーカーの車両価格が仮に650万円として、5年後に残価率31%やったら、手元に残るのは200万円ちょい。差額450万円が消えてなくなる計算やで。
「でも残クレなら残価保証されるやん」——そやな。ただし残クレは車の所有権が最後まで自分にない。残価分を払い終えるか、追い金を積まないと、最後まで自分の車にならへん。それ本当に「買った」言えるんか?
さらに、EVの技術進化はスマホ並みに速い。全固体電池の実用化目標は各社2027〜2028年。そのタイミングで航続距離2倍・充電時間半分の新型が出たら、今のトレイルシーカーの中古市場での価値は——想像したくもない。
「FWDで700km超!」って前回興奮して書いたけど、これWLTCモードの話やねん。現実は——
大阪から東京(約550km)を冬に走ろうとしたら、充電なしでは無理や。高速のSAで急速充電を挟む必要がある。30分の充電を2回挟んだら、休憩ロスだけで1時間やで。
「プレコンディショニングがあるから充電は速い」——それはそう。でもバッテリー自体の容量減少は変わらへん。暖房でバッテリーを食うのは物理の話やから、どんな技術があっても根本解決はまだ先の話や。
普段使いは自宅充電で十分——それ、自宅に200V充電設備が引けた場合の話や。
マンション住まいやったら? 充電設備のない月極駐車場やったら? 詰みです。日本のマンションの充電対応率はまだ低く、設置工事の交渉も時間と費用がかかる。
それをクリアしても、お盆・年末年始の高速SAは充電待ち行列の地獄になるリスクがある。30分待って、充電30分、合計1時間のロス。急いでる時にこれが起きたらパニックやで。
「増えてきてるから大丈夫」——確かに増えてはいる。でも EVの台数も同時に増えてる。インフラとの競争は、まだEV側が勝ってへん。
AWDモデルで0〜100km/h 4.5秒、トルクは500Nm超。これ、タイヤへの負担が「普通のSUV」と全然ちがう。
さらにEVは車重が重い。バッテリー分だけで同クラスのガソリン車より200〜300kg重くなる。重い&トルクが強い=タイヤへの仕打ちは倍以上。「大人しく乗れ」と言われても、あの加速ペダルを前にして大人しくいられるか? 無理やろ。
これ、あんまり語られてへんけど地味に怖い話や。
政府は燃料税の減収を補うため、「走行距離課税」や「車重課税」の導入を検討中や。EVはバッテリーを積む分だけ重い。「車重ベースの税制」に切り替わった瞬間、EVのほうが税負担が重くなる可能性がある。
今は補助金130万円でドーピングされてるけど、その補助金も「令和9年度税制改正」のタイミングで見直しが入る見込みや。今の「お得感」が5年後も続くとは限らへん。
中古車市場調査を漁ってたら、ヴォクシー(現行90系)のリセール率の高さを再認識してしまった。ミニバン需要は日本では根強く、ファミリー層への訴求力が桁違いや。
「感情」ではトレイルシーカーに惹かれてる。でも「資産」で見たら、ヴォクシーを車検に通して3〜5年乗り続けた方が、トータルコストは安い可能性が十分ある。
車検代:仮に15万円。
トレイルシーカーに乗り換えた場合の「5年後の価値の差」:数百万円規模の可能性あり。
「15万円の車検を渋って数百万円の損失リスクを取る」って、正気の判断か?
以上が俺が自分にぶつけたネガキャン全弾や。
冷静に考えたら、ヴォクシーは「つまらないが正解」かもしれへん。
でもな、あの「スーッ……ワープ」の感覚が頭から離れへんのも事実やねん。
次回:「結局どっちにするんや」最終決断篇(予定)